ミズポットのインド占星術

自分らしい子育て・起業・キャリアを読み解く!

ジーナ式を試した2ヶ月

ねんトレ法として主に紹介されているイギリスのカリスマナニー、ジーナ・フォード氏が提唱する育児法を2ヶ月まで実践していました。私なりの解釈と実践結果を公開します。 

我が子の様子(結論)

ジーナ式を丸2ヶ月意識して実践した我が子がどうだったか。

新生児期


7時起床(10-11時頃授乳、14時-15時頃授乳、17時授乳、18時沐浴、授乳)

19-20時就寝
22時半とか23時くらい 授乳して就寝
3-4時くらいに一度

といった感じ。たまーに怪獣になり1時とかまで泣いてねてくれなかったりとかも。そうすると次の日は仕切り直し、お昼寝をできるだけ調整しました。途中で起こすのがほんと忍びないので、できるだけ明るくしたり、騒がしくしたり、自然に起きる、寝るができるように調整。

f:id:pot-life:20191213150914j:image

 

生後6週間あたりから

7時頃起床(10時-11時頃授乳・14時-15時頃授乳・17時-18時頃授乳・お風呂)

19時頃就寝

22時-23時頃授乳

7時頃起床

 

2ヶ月頃からジーナ式を意識せず、ノートへの記録もやめました。

 

3ヶ月

7時頃起床(10時-11時頃授乳・14時-15時頃授乳・17時-18時頃授乳・お風呂)

19時の睡眠守れず21時就寝

24時頃授乳就寝

7時起床

 

私が、里帰りから帰ってきた後は、夫が帰宅後にお風呂に入れたり、夫とおしゃべりをしていたりなどで、就寝タイミングが21時から22時頃まで遅れるようになってしまいました。本来は19時には寝かしたいのですが、なかなか難しいです。

 

5ヶ月

7時頃起床(10時-11時頃授乳・14時-15時頃授乳・17時-18時頃授乳・お風呂)

22時-23時頃授乳就寝

4時前後起きる

7時起床

 

なぜか5ヶ月になったあたりから夜1度起きておっぱいを求めるようになりました。おっぱいが足りてないなと言う気がします。離乳食も始まったことだし落ち着いてくるのを待とうと思っています。昼間もご機嫌で、昼寝もするし、夜に起きるのが娘にとって負担にはなっていない様子。私もできれば、夜通し寝たいですが、一度くらい起きる分には、問題ありません。

 

6ヶ月後半

23時頃から7時頃まで、また夜通し寝るようになりました。

 

ゆるーく時間を意識しただけ、対抗するところもありの結果であり、正直なところジーナ式を試さなくても、うちの子は眠り姫体質で、寝たかもしれない・・・とも思います。ただ、ちょっと崩れて夜中にぐずった次の日から仕切り直して7時に起きるようにし、ある程度スケジュールを実践するとまたリズムをつかみ直せたのは大きかったです。

 

なぜジーナ式を試したか?

37歳での晩婚、既にそれぞれの生活スタイルが身に付いた私たち夫婦は、夫婦別屋生活を選び、それぞれの"寝る"を大切にしていたため、です。

高齢出産のため産後の体力回復が育児において本当に重要だろうと感じていたこともあって、ジーナ式の育児に興味を持ちました。赤ちゃんのためというよりは自分たちの睡眠確保のため、そしてそれが穏やかに赤ちゃんと過ごすために必要という発想でした。

 

余談ですが、私が自営業で仕事を家に持ち込むというのも大きな理由だったのですが、後々夫婦別室にしておいて1番良かったなぁと思ったのは夫の趣味のものが多すぎたことでした。(なんと自転車6台も独身寮に保有していた・・・そんなにいる・・・!?)ほんとに別屋でなければ、私がストレスためてたなと思います。笑

  

ジーナ式と言われている以下の本に記されているメソッドは、原題では「The New contented Little Baby Book」となっていて、小さな赤ちゃんとの満たされた新生活のための本?といったところでしょうか。睡眠だけにとどまらず、生活全般における解説がなされています。夜通し眠る生活スタイルにするには、結局睡眠だけ考えるのでなく、衣食住を考える必要があるってことなんですよね。

邦題も快眠講座となっていますが、夜通し眠るというのが、現代社会の産後の親にとってどれほど重要かということを物語っていますよね。

私は、妊娠中にその存在を知り、読みましたが、当時全然頭に入らず。生まれてから幾度と読み、書き出して実践して、やっと真髄がわかったなと思う本です。こんなに真面目に実践してみて、理解したというのは初めてかもしれません。

カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

 

しかし、あとがきにもありますが、アンチも多いようです。(アンチというよりも、ジーナが述べている方法のある部分において、反対意見となるエビデンスを述べていたり、ということで、全てが対立するものではないと思っています。)

基本概念としてジーナと同じ方向性のものも、細かくは違うところもあり、それぞれ根幹を理解することの大切さを改めて理解しました。

 

<他に読んだ本>

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

  • 作者:清水 悦子
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

スケジュールの考え方は、ジーナと同じでした。ジーナの方が細かいです。ただ、添い寝は日本の良い習慣であるとか、細かい考え方は異なります。

トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全

トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全

 

こちらは、E(at 授乳)A(action 遊んだり)S(leep 寝る)Y(our time お母さんの時間)というリズムの考え方。リズムの流れは、ジーナと同じです。

それ以外にも、赤ちゃんがどういう状態なのかを探る方法や、対応方法が詳しく解説されています。赤ちゃんの性質の分類なども面白い考察がなされています。エンジェルタイプ・育児書タイプなどなど。取り組むなら途中でやめて次々に試すのではなく、覚悟を持って取り組め、という姿勢をここから学んだ気がします。(頻繁にそのことが出てくるため)

 

ジーナ式まとめ

細かい方法論やスケジュールについては、それぞれの本に託すとして、私がやってみて結果至った真髄についてまとめてみると以下に集約されます。

・親が主導して管理すること。

・管理するのは「1 日中の十分なおっぱいの量」「2 日中のお昼寝時間」

 

1 日中に十分なおっぱいの量を与える

午後7時までの授乳で必要な母乳の量の大部分(8-9割?)

夜通し寝るようになるには、日中に与えるおっぱいやミルクが足りてないと実現できないのは、当然といえば当然でした。お腹が空いてはぐっすり長時間寝られませんもんね。ジーナ自身が述べていますが、19時授乳までに必要な量飲めるためには、細かくスケジュールを守らないとできないのだと、、、。要するに、スケジュールを守ることが大切なのではなく、この基本原則を理解していることが大切なのです。ただ、ある程度スケジュールを試してみようとしないと、実感としてこれを理解できないのも事実かと思います。

 

2  日中のお昼寝時間

ジーナは、それぞれの月齢で、午前・午後・夕方のお昼寝の総時間を示しています。もちろん寝るのが好きな子もそうじゃない子もいる、としていますが、ある程度、この時間内に収めるのは確かに重要と思います。

うちの子は、おそらく寝るのが好きなタイプで、ジーナの指定した昼寝時間以上寝ても、夜も寝るということができていたし、月齢が進めばそうでなくなってくることもありました。この点に置いても、やはり育児においては毎日が新しいものであるという前提の元、試してみるしかないと思います。

 

子によるところはもちろん大きい

暗い部屋で一人で寝かせる、とか、おくるみがいい、とか、そういうものは細かい話で、上記を守るためにその方がいいという具合に過ぎない、と個人的には考えています。そして、子の性質にかなりよると思います。

ねんトレを提唱する人は、だいたい生活リズムを大人が誘導して作るということで一致していますが、ジーナが反対している添い寝はいいと言っている人もいます。

 

注)同じ布団で添い寝ということ自体は、SIDSの危険性が高まるということで、推奨されていません。寝かしつけとして添い寝するというのは、私はありだと思います。だけど自分が寝ないようにしなくてはです(笑)

 

寝かしつけに何をするか?

ジーナ式は真っ暗なこども部屋に寝かせ、何もしない、がセオリー。おくるみをきせ、暗い部屋に連れて行くことが、寝るということをわからせるための導入になっています。これは、原則を守らず。

 

眠りに入るときの状態

すっと一人で寝入ることもあれば、授乳や抱っこ、おしゃぶり毎回色々でした。ぐずられたら、すぐに抱っこしてあげてました。できるだけ一人で眠れるように、意識はしていました。2ヶ月をすぎてからは、抱っこしなくても眠っています。

眠りに入るときの状態ランキング(感覚的)

1位 おっぱいを飲みながら 

2位 おしゃぶり(3ヶ月以降は自分の手)

3位 ぼんやりしてすっと眠りにつく

私の母はおしゃぶりを毛嫌いしていたのですが、おしゃぶりには随分助けられました。生後1ヶ月頃から使い始め、3ヶ月には指しゃぶりが安定してできるようになり、卒業しました。ジーナの言う通りの事象でした。 

 

おくるみ

手や足をばたつかせる子だったので、おくるみが効くのではと思ったのですが、おくるみ程度では全然動きを落ち着かせることもできず、おくるみは早々にやめてしましました。 

 

部屋の暗さ

子の様子がわからず怖いため、いまもなお、常夜灯つけて寝ています。ただ、一応大人でも真っ暗な方が、熟睡できるってのは研究結果としてあるようですので、寝付けない子には、真っ暗がいいのだろうなあとは思います。

 

ジーナ式に対抗した点

ジーナ式のミッションは、赤ちゃんが泣く(欲求)に対して与えるデマンド・フィードでなく、生活リズム(授乳タイミング・お昼寝)大人が主導して管理してあげるということです。私もある程度は、これに賛成です。というのも、夜通し眠って欲しいというのは、大人側の願望でありますが、同時に社会生活を送るためには、ある程度導いてあげることは大切と思うからです。

ただ本来は、デマンド・フィードの考え方で親が健康を保てるのならば、とことん赤ちゃんの欲求に合わせる方が良いのではないかと思っています。

例えば、遊牧民社会では、誰かが起きているので、赤ちゃんが泣くことは厭わないのだそうです。私たちのような先進国社会では、時間に決められ行動しているため、親・社会のライフスタイルである夜中にしっかり眠って欲しいのですよね。個人的な理由として先にも述べた、私が高齢であるというのは大きく、また実家が遠く、周りに知り合いがいない、夫がうつ、といった状況を抱えていたために、自分の健康を優先した形だと思っています。

私はジーナ式を意識しながらも、泣いている時には、おっぱいをあげました。うちの子が泣いている理由の は、基本的におっぱいしかなく。(あとは眠い!くらいかな。6ヶ月のいまは、遊べ!というのもあります)要求を満たしてあげないのは、感覚的に違うと感じたからです。(のちに、後述の佐々木先生の著書で再確認)しかしジーナ式で、しっかりおっぱいの量を飲めるようにしてあげていると、結果的に一度の授乳でしっかりおっぱいが飲めており、頻繁に求めなくてすんでいたのではと思います。

 

赤ちゃんの要求に応えることで信頼関係を築く 

佐々木先生は、下記の著書の中で、こう述べています。

深夜であろうと、泣くことで自分の要求を表現すればその要求が周囲の人によって、満たされるということを体験し続けた赤ちゃんは、自分の取り巻く周囲の人や世界に対する信頼と、自分に対する基本的な自信の感情が育まれてくるのです

要はデマンド・フィードの考え方だと思います。これにはエビデンスもあり、1960年代だと思いますが(発行時1998年時から30年前ということで考えて)ヨーロッパでの実験の結果、泣いていても我慢させた場合、2-3日で赤ちゃんは対応し我慢できるようになるという結果がでた。しかし追跡調査で、我慢した子は、すぐに諦めてしまう子になるという結果がでたというのです。

ジーナもなにがなんでも、要求にこたえないという訳ではありません、ある程度コントロールしないと、当然リズムはできないという主張なのだと思います。ただ、スケジュールに縛られすぎてコントロールし、赤ちゃんがそれに慣れてしまったら、、と考えるとぞっとしたのでした。

生活リズムを大人が優しく誘導し、赤ちゃんにとっても親にとっても過ごしやすいことは大切であると思いますが、人との信頼関係をつくるために、子どもが泣きたい時には、すぐに反応してあげることも大切。特に乳幼児期の子の要求にはすぐにこたえてあげるということが、私自身の指針となっています。

子どもへのまなざし (福音館の単行本)

子どもへのまなざし (福音館の単行本)