ミズポットのインド占星術

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手づかみ食べ 離乳食

赤ちゃんの食べたい!という気持ちを大切にし、手の感覚を大切にしてあげるという、保育士清水フサ子さんが実践する手づかみ食べ。なぜひかれたのか、その経緯と方法をまとめました。

離乳食をはじめるタイミングでこの本との出会いがあり、取り入れてみることにしました。

 

夫うつ夫婦の食事

離乳食には疑問ばかりでした。

特に子には問題もなく、すくすく育っていますが、夫がうつであるポット家は、食事を見直し、本当に大切だと思っているのに、なんの指針も見つからなかったからでした。

 

食が大事と言う人生観は昔から持ちつつも、独身時代後半は、ほぼ外食というスタイル。料理が得意でないことが、コンプレックスでもあり、食事を作らなくていいくらい働けば良いと密かに思っていたほどでした。

妊娠に加え、夫のうつ治療のため、一変。三食自炊、それも高タンパク低糖質食に変化していたことでした。にすっかり変わっていました。だのに、なぜ離乳食は糖度の高いおかゆから始めるのか?という疑問の応えが見つかりませんでした。

うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

  • 作者:藤川 徳美
  • 出版社/メーカー: 方丈社
  • 発売日: 2018/11/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

西原式?

離乳食の考え方が網羅されている書籍はないのか?とざっとみるも、一般的な方法や精神論的なものや個人的な考え、レシピ本のようなものが多く、なんだかなあとモヤモヤしていました。

知り合いには西原式を実践している人もいて、本当に5ヶ月からが適なのか?特にタンパク質は一歳まで与えてはいけないのか?これもわからずにいました。

西原式育児

1. おしゃぶりを活用
2. 眠るときは上向き寝
3. 温かく育てる
4. 離乳食は1歳半から2歳を過ぎてから
5. よく噛んで食べるようにする
6. 紙おむつや衣類のゴムで赤ちゃんを締め付けない
7. ハイハイを省いて早く歩かせない

引用-

西原式育児のきほん – 西原ワールド アート医研

 

口育との出会い

そうこうしている間に5ヶ月がやってきて、9ヶ月頃から一部仕事を再開するという親都合もあり、曖昧なまま一般的な方法で進めることにしました。

娘は、最初の一口は難しそうにしていましたが、10倍がゆの上澄み液から美味しそうにパクパク食べて数日。考え方を変えるに至った出会いがありました。一般社団法人日本母子健康協会主催の「赤ちゃんの発育」の講座です。

「口育」と称して、赤ちゃん(人間)の発育を口からみていくと言ったもの。

下記は、講座での参考図書でしたが、誰でも読みやすくまとまっているので、ぜひ。私は書籍を読むのが好きですが、書籍を敬遠している夫も素直に読んでくれ、ありがたい一冊でした。

全身の発育を口から見る「口育」

全身の発育を口から見る「口育」

  • 作者:安部秀弘
  • 出版社/メーカー: 日本口育協会
  • 発売日: 2017/09/14
  • メディア: ムック
 

詳しい話は書籍にゆずるとして、大観は、「呼吸は鼻、食べるは口」そして次に「手の感覚」が大切に集約されると思っています。鼻呼吸の大切さは西原式も同様。

口呼吸における発育の弊害は枚挙にいとまがないほどあり、すこやかな鼻呼吸を守るために、してはいけないこと・見極めることなどを学びました。そして人間の脳の活動のほとんどは、口と手ということから、手の感覚を大切にした育児を考えるきっかけとなりました。

これには、私自身、夫の発育上の問題と起きたことの謎が、するすると解け、まずは夫婦の「鼻呼吸」を見直すことにも繋がりました。(夫の風邪のひきやすさ、うつも、口呼吸が大きく関連していると思います・・・)

 

娘には、今からできることをしっかりと実施していこう。そう思って、口育上の禁忌事項を守り、たくさんしてあげたいことをできるだけやっていこうという指針ができました。そこで大きな決断が「手づかみ食べ」の実践です。

 

手づかみ食べのすすめ方

このブログの中で言う、「手づかみ食べ」と言うのは、山口平八さん、清水フサ子さんの書籍『子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?』で述べられた清水フサ子さんが実施されている離乳食の食べ方全般を指しています。(一般的な用語とは違います)

 

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか? (IDP新書)

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか? (IDP新書)

 

離乳食の内容と判断について以下でざっとまとめます。こちらも詳細は書籍をご覧ください。

 

離乳食初期(5-6ヶ月)

メニュー:

白湯か野菜汁→野菜のペースト

 

開始判断:

0)5ヶ月をむかえていて首が座っている

1)口角から指を入れると顎を閉じる「咬反射」や固形物を舌で押し出す「舌挺出反射」がなくなったら

2)うつ伏せの状態でひじや手でしっかり頭・首を支えられるようになったら

3)一般的には、親が食べている姿をみて、たらーとよだれを出したら

 

反射がある段階では、実践せず、反射を出し切るような動きをたくさん行うこと。そして、発達上は、首がすわり、うつ伏せで体をしっかり支えられるような筋肉ができていてはじめて、「飲み込める」。食べ物への興味ももちろん大切。

そして、清水先生の「手づかみ食べ」では、糖度の高いおかゆではなく、白湯か野菜汁としていると。将来の偏食を防ぎ、素材を味わえると言う理由からだそうで、私も合点が行きました。(お米の甘みは10ヶ月頃からとされています)

また、「口育」上も、離乳食の初期は、栄養をとると言うよりも、口腔機能の獲得が一番大切なこと、と教えていただいたのも大きく、栄養を考えるよりも、「上唇で捕食する」こと「舌の運動で飲む」と言うことを経験させてあげることを大切にしたいと思っています。

我が子は、1)が怪しい段階ではじめてしまったので、一度やめ、白湯でリセット(のつもり)してから、野菜出汁で離乳食をはじめました。

 

手づかみ食べの開始(7ヶ月頃から)

メニューと順番:

1 最初にそしゃくが必要なものを与える(固めに茹でた野菜スティック)

2 葉物野菜のおひたし

3 土鍋でにた野菜スティック

4 たんぱく質

 

開始の判断:

0)7ヶ月頃になり運動量が増える

1)ずりバイをはじめたら

2)赤ちゃんがうつ伏せで上半身を左右の腕に交互にのせることができるなったら

 舌を使って食べることができるようになる

 

この頃から手づかみ食べを始めるそうです。陶器の大きなお皿に、大きく刻んで茹でた野菜を配置し、自分から手を伸ばしたら、そのまま手づかみ食べへと移行するそうです。

ずりバイや、うつ伏せでの回旋運動ができるようになってくると、咬む機能ができてくるそうです。

四つ這いができるようになる9ヶ月頃、大切な時期。腰も座ってくるので、「一人で手づかみ食べ」ができるようになる。だいたい10ヶ月頃。食材をつまんで食べるように。手の感覚を使うのはとても大切なこと。誤飲の心配があるので、そこには注意する。

 

手づかみ食べでは、テーブル全体をお皿だと考え、子どもの意欲を大切に、汚しても構わない姿勢が大切としていくこと。

 

 

この記事の作成当時は、まだ野菜汁のみの段階ですが、野菜のペーストに慣れてきて、ずりバイをしはじめたら、食べずとも、野菜スティックをお皿において、様子を見るのを楽しみにしたいと思います。